スマートフォン版へ戻る

出版業界の基礎知識 出版業界の基礎知識

取次との交渉

取次との交渉

出版社が自社の出版物を書店に流通させるには、基本的に取次に商品を仕入れてもらう必要があります。 (もちろん出版社⇒書店・読者のような直販ルートなどもありますが、ここでは一般的な出版社⇒取次⇒書店ルートに関して書きます)

交渉の流れは出版物の種類によって(書籍・雑誌・その他)若干異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。

各取次へ商品の企画案内書を提出する

各取次指定の連絡・登録用紙に記入し提出

書店に対して事前受注を図る

表紙見本・本文見本の用意

部数や諸条件、出荷スケジュールなどを各取次と交渉し決定

決定部数を印刷会社に連絡

取次へ搬入

書店へ

書籍、雑誌問わず、1点の新刊が出る度にそれぞれの取次に対して出版社はこの業務を行います。特に雑誌に関しては、刊行サイクルが決まっているので、取次に訪れる頻度もそれに準じたものとなります。また事前に取次へ翌々月発売分の雑誌の連絡をする作業も発生します。

次ページでは部決交渉に関して詳しく記述します。

ページのTOPへ
スマートフォン版へ戻る