前ページでは書店に本が流通されるまでの流れを簡単に書きましたが、部決に関して踏み込んで書きたいと思います。
基本的に出版社は利益を生み出す為に、できる限り多くですとか、これぐらいは仕入れてもらわないと困るという部数のラインがあります。
希望の部数を取次に仕入れてもらう為に、商品のPRを取次の仕入窓口にて行います。
取次は基本的に下記のデータ等を参考に仕入れ数の目安を示します。
1. 過去に刊行された類似商品の販売実績(雑誌の場合は前回までの号の実績)
2. 返品率
3. その他の商品への付帯要素
1と2に関してはデータになってしまうので、ほぼ取次主導の話になってしまう事が多いようですが、
3に関しては、出版社の腕の見せ所になります。
出版社は取次に対して、データを上回る要素をPRする必要が生じます。その為に、
1. 商品の特性や読者ターゲット
2. 著者に関して(今話題の人ですとか、人気作家とかですね)
3. 商品を売る為の販促計画、広報計画(POPを作成するとか、新聞や中吊り広告を掲載するなど)
4. その他付帯事項(新創刊ですとか創刊何周年とかなど)
等を材料に希望の部数を仕入れてもらえるようアピールをします。
このアピール如何によって仕入れ部数が上下する事が多いようです。
アピールが成功して、予想以上に仕入れてもらえることもあれば、
その逆もあり・・・ということですね。まさに営業力が問われる事になります。
このようなやり取りを各取次で行い、出版物の初回の刷り部数が決まります。
部数が決まったら・・・配本作業を行います。